はいさい!双子パパのJUNです。
今現在もダイビングインストラクターの資格を持ちつつマリン業界で働いています。
双子妊娠がわかる前まではダイビングショップの店長をしていました。
ダイビングインストラクター歴20年、ダイビングショップの立ち上げ2店舗。
認定数1000人以上。プロの認定数50名ほどの私が伝えたい、ダイビングインストラクターの本音。
やりがいがこんなに大きい仕事はないので、これからも続けますが、絶対に子供にはおすすめしない!が、本音。
ダイビングインストラクターのメリット、デメリットをまとめました。
ダイビングインストラクターのメリット
詳しくはプロフィールをみていただくとわかるのですが、20代の時の旅の最中にダイビングに出会い、その魅力にどっぷりはまってしまってダイビングインストラクターになりました。
そこから40代までダイビングショップで働いていた私が考えるメリットです。
やりがいがとにかく大きい!
海が好きじゃなきゃ続かない。。。
と、皆さんがいいますが、私の場合はちょっと違う。
もともろ、海はもちろん大好きだったのですが、赤面症で話下手。
そこを改善できるんじゃないかと思ってダイビングインストラクターになっています。
そんな自分でも接客ができるし、ダイビングを教えることができるし、今ではどんな年代のどんな方とでも話すことが楽しくなっています。
ダイビングのライセンスを取得しに来る生徒さん、ダイビングライセンスを持っているお客様、すべての方が決して安いとは言えない料金を払って「本当に楽しかった。ありがとう」と言ってくれる。
この「ありがとう」という言葉。
これに尽きると思います。
自分が大好きなことを伝えて、共有して共感する。
ダイビングの仕事をしていて、仕事自体に「いやだ、帰りたい」と思ったことはありません。
普通の生活では接点がない方々と出会うことができる
ダイビングをされている方は、本当に年齢層、性別、仕事もバラバラです。
普段の生活では、絶対に出会うことがないであろう方々と知り合え、この「出会い」が糧になります。
旅行でも人生でも同じと思っているのですが、「出会い」は最高の宝で財産です。
この出会い、人脈によって今後の人生が変わることが多いです。
危険察知能力が高まり、もしもの時の対策のスキルもつく
ダイビングインストラクターになるときに習うことなのですが、危険を先に察知し、その危険がおこらないようにすること。
それが危険察知能力。
この能力は、教えた側のスキルにもよりますが、私の場合は、その後の人生、また、今現在の双子子育てに大変役立っています。
話術、接客術が高まる
とにかくいろんな方々と出会い話をします。
また、危険が伴うアクティビティの中で「危険なことははっきり伝え、楽しむところもはっきり伝える」を毎回しますので、接客術が高まります。
あいまいな紹介や説明をしてしまうと命取りになることもあるからです。
これは、ダイビングショップ立ち上げ時の店長時代に実感したのですが、「営業」に大変役立つスキルです。
私自身、ダイビングインストラクターは、ほかの職種より秀でた「営業」「接客」のプロと思っています。
年をとっても身体が健康
とにかくハードな仕事内容で毎日、身体を使っているので、身体がとても健康で若々しくいられます。
私自身、同窓会で感じたのですが、同年代は「ストレス」からなのか、老け込んで見えてしまっています。
特にジム通いや筋トレをしなくても体調・体形を維持できるので効率がいいのかなと。
毎日笑顔でいられる
海は同じところを潜っても毎日、異なる表情をみせ、異なる生物に出会えます。
毎日、同じことをしているわけではなく毎日変化があるのです。
海自体もそうなのに、一緒に潜るお客様によってまた変化があります。
ダイビングを好きなお客様とは、海の悪いコンディションの時でさえ、新しい発見を見つけ感動し合います。
そんなダイビングを経験した後は、みんな笑顔。
ダイビングインストラクターのデメリット
どんな職種の仕事でもデメリットはつきものだと思います。
ただただメリットばかりの仕事は存在しないと思っているのが本音。
私自身も4年前の双子の子供が生まれる前に、立ち上げたダイビングショップを辞め今現在は、マリン業界で働いています。
給料・年収が低い
私自身、ダイビングインストラクターになった当初はタイで働いており、その頃はタイのサラリーマンの月収の4倍くらいをもらっていました。
その感覚で、帰国後、沖縄で働き始めたのですが、この給与が安い。
最初に面接に行ったところは、経験があっても8万円スタート。
店長を任された最初のショップでも初任給は14万円。
日本では、ダイビングインストラクターの平均月収は12万円~20万円と言われています。
チップ制もない日本では、この給料で生活していくのは本当に質素になります。
拘束時間が長い
朝6時出勤は当たり前。
夜は早くて8時退勤。でも、お客様の飲みに行ったりしたら11時になることもザラ。
労働基準法の時間や休暇の日数などは基本的にダイビングショップに求められません。
実際、私も店長をやっていたので労働基準法にのっとるように努力はしたものの8時間労働では、仕事が終わることはありませんでした。
双子の妊娠が分かった時点で、私自身は転職活動を始めました。
もちろん、子供がほしいと思った瞬間から考えてはいたのですが。
他業種への転職が不利
私は、ダイビングインストラクターは、営業・接客のプロだと思っています。
どんな他業種に行ってもこの営業・接客のテクニックは活かせると思っているのですが、実際、転職活動をするとそうはいかない現実がありました。
個人的な意見ですが、「どうせ海の仕事でチャラチャラしていたんだろう」との先入観があるのではないかと思っています。
実際、そういうダイビングインストラクターもいます。
私自身は違うのですが、そう言われると納得せざるを得ない職種だとは理解しています。
ダイビングインストラクターの将来をみすえているオーナーが少ない
オーナーに関しても、ダイビングが好きでこの仕事を選んでいる方が多いです。
私自身は、少しではあるのですがサラリーマンの経験がありましたが、社会人になってからダイビング業界のみのオーナーが多いのです。
自分のこと、店の経営の事が精いっぱいで、スタッフであるダイビングインストラクターの将来までみすえての経営をしているオーナーはほとんどいません。
そのために沖縄では、30代で、もしくは、結婚を機にダイビングインストラクターを辞め、他業種に転職している方が本当に多いです。
その繰り返しのため、中堅クラスの先輩がいなくなったダイビングショップは、まだ経験の浅いインストラクターが先輩になって後輩育成。
その結果、スタッフ教育が滞りダイビングインストラクターの質が年々低下していっています。
まとめ
私自身は、20代の時に本当に尊敬できるダイビングインストラクターに出会い、しっかり教育を受けてその教えを元に今までやってきています。
そのためか、よいお客様、よいスタッフの出会いに恵まれ、ダイビングインストラクター人生に後悔はなく、これからもインストラクターは続けようと思っています。
デメリットも多くみていること、今現在の沖縄のダイビングショップ事情の本音・本質をみてしまっているため、自分の子供にはおすすめしない職種です。
ただし、これからダイビングインストラクターになりたい!と思ってブログを読んでくれた方へ。
このようなメリット・デメリットはありますが、よい先輩やよいショップはまだまだありますので、そこで働けば、こんなに楽しくやりがいのある仕事は他にはないと思っています。
ダイビングって本当に楽しいので。
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